巻物

涼しい仏滅の明け方にカクテルを

発泡酒はぬるかった

「水」のことを特別に思っている人って、どれくらいいるんだろう。過去の体験や先入観なんかが、「職人」と結びついちゃうことも、よくある話って言われそうだし。

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雪の降る日曜の夕暮れに窓から

今日の夕食は一家そろって外食なので、少年は学校から帰るときからワクワクしていた。
何を注文しよう、と夕方にはいろいろとシミュレーションしていた。
オムライスにハンバーグ、ねぎとろ丼に天丼、などなど、メニュー表には何が載っているのかとても楽しみでもあった。
今回は近くにあるレストラン。
お父さんが運転してくれている車はもう目的地に着く頃だ。
お母さんは助手席からお父さんに話しかけている。
お姉さんは後部座席で、黙って座っている。
少年は車のドアを閉めると、喜び勇んで入り口を開けて皆が来るのを待った。

薄暗い木曜の夕暮れはカクテルを
名の通ったお寺さまの、法隆寺へ向かった。
法隆寺式伽藍配置もばっちり見せてもらって、五重塔、講堂も見ることができた。
資料館では、国宝に指定されている玉虫厨子があり、予想していたよりも少しだけ大きかった。
この寺について学ぶには、きっと、非常に多くの時間を必要とするのではないかと思う。

湿気の多い土曜の昼は友人と

驚かれるが、私の部屋は、クーラーも暖房器具もない。
なので、扇風機と冷たいボトルを飲みながら日々を過ごす。
昨日、扇風機を移動させようと考え、弱にしたまま抱えてしまった。
その後、扇風機の動きがストップしたので「おかしいな・・・」と思い,じっくり見た。
気付かなかったのが、動きを止めているのは、まさかの自分の親指だった。
手を放すと、また元気に回転を始め、指からは血が出てきた。
激痛も感じる間もなかったが、注意しようと心に留めた。

余裕で歌う姉ちゃんとわたし
何故か今頃任天堂DSに熱中している。
最初は、DS英単語にもっと英語漬けや英語関係のゲームソフトを使用していたのみだった。
だけど、ヤマダ電機でソフトを見ていたら、英語関係以外も気になってしまい、いつも購入してしまう。
ピクロスDSやマリオパーティー、どうぶつの森とか。
変わり種で、トラベルシリーズも出ている。
これだけあれば、電車内などの暇な時間にも活用できそうだ。

陽気に熱弁するあの子と冷たい肉まん

ここ最近、小説を精読することはわずかになったが、一時前に水滸伝の北方版に魅了されていた。
昔に訳された水滸伝を読んだ時は、物足りなくて、われを忘れるほどはまらなかったが、水滸伝の北方バージョンを読破したときは、熱中し、読み進めるのが止まらなかった。
会社のなか休みや帰ってからの夕食中、湯船の中でも読破して、1日一冊ずつ読破していた。
キャラクターが血が通っていて、男らしい作中人物がとってもたくさんで、そんなところに熱中していた。

よく晴れた週末の夕方に座ったままで
本日の体育はポートボールだった。
少年は、ポートボールは得意ではないので、不満げに体操服に着替えていた。
きっと今日は、運動は何でもこなすケンイチ君ばかり注目を集めることになるんだろう。
おそらく今日は、運動神経抜群のケンイチ君ばかり注目を集めることになるだろう。
だとしたら、少年が大好きなフーコちゃんも、ケンイチ君のすごい所を見ることになるのだろう。
少年は「あーあ」とこぼしながら、体育の場へと出かけていった。
でもフーコちゃんは、ケンイチ君じゃなくて、少年のことをチラチラ見てたことを、少年は気付かなかった。

気持ち良さそうに跳ねる妹と穴のあいた靴下

さやかちゃんは見た目はおとなしそうに見られるらしいけど、活動的な女性。
愛しの旦那様と、3歳の賢治くんと、3人でエスニック料理店の隣の一軒家に住んでいる。
一般事務の仕事も子育てもささっと行い、かなり忙しいけれど、時間の使い方は上手い。
ちょっとでも時間があれば、どこか行かない?など必ずメールをくれる。
私はそのたびに桃ゼリーを持って、さやかちゃんのお宅に遊びに行く。

汗をたらして跳ねるあの人と枯れた森
学生時代、体の状態が悪い上に、食生活と、眠りの具合が良くなかったので、口内炎が増した。
嫌だなあと思って、生活習慣を意識し、肌ケアに役立つ事をしようとリサーチした。
そこで勧められたのが、アセロラドリンクだ。
今でも結構飲むことにしている。
レモン以上にビタミンCがごっそり摂取できるとの事だ。
健康的な体と美容はやっぱりビタミンから出来上がるのかもしれない。

涼しい大安の朝に昔を懐かしむ

作家である江國香織の文庫本に表れる女性陣は、なんとなく狂気に満ちている。
例えば、落下する夕方の華子。
他にも、がらくたの柊子。
もう一つ上げると、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの隠れた部分を、文章にして表現した形かもしれない。
徹底的にクレイジーだと思うのが、「神様のボート」で登場する葉子。
もしかしたら迎えに来る可能性もあるあのひとのために、たくさんの場所に引っ越しをする。
あのひとを絶対に忘れないよう、再び会えると思い込んで。
挙句の果てに「ママは現実を生きていない」と、愛娘に言われるが、葉子には全然ピンとこない。
このシーンが、神様のボートの究極にクレイジーなところだ。
私はウエハースの椅子にはなるべく座りたくないけれど、神様のボートには乗りたい。
江國香織さんの書く、クレイジーだけど魅力的で少々病んだ主役が大大大好きだ。

笑顔で大声を出す兄弟とぬるいビール
太宰の斜陽の、をよく読む私は、静岡県の安田屋旅館に行った。
共に文庫本大ファンの恋人。
こちら安田屋旅館は、彼がこの小説の章の一部を執筆するために泊まった有名な旅館。
廊下を動くと、ギシギシと、音がする。
ランチのついでに見せてもらったのが、彼が宿泊した二階の角の部屋。
青々とした富士山が半分、頭を見せていた。
道路を渡ってすぐの海の中には生け簀が作られていた。
このあたりは足を運んだ甲斐がある。

手裏剣


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