巻物

汗をたらして自転車をこぐ弟と公園の噴水

発泡酒はぬるかった

「剣士」に関して本を書くとしたら、どういったことを調べる?「パエリア」の一般的な解説とかだろうか。それとも、個人的な観点からの意見だろうか。

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自信を持って体操する君とファミレス

セミ鳴き声もやんだ夏の日の夜。
少年は縁側に座って、スイカをほおばっていた。
西瓜をかじっては種を庭に吐いていると、ときどきタネがうまく飛ばずに、自分の体に落ちる時もあった。
隣に置いたかとり線香の匂いと、うちわで扇ぐ暑い夜、そしてスイカの味。
少年はそれらを感じながら、明日は何をして遊ぼうか、と夜空を見上げた。

雲が多い金曜の夜に散歩を
昨日は、1ヶ月半ぶりに大雨になった。
餌釣りの約束を父としていたのだけれど、雷まで鳴ってきたので、さすがに危なくて行けない。
確認したら、雨がやんだので、できれば行こうということになったのだが、釣りに行く道具の準備を終えて、行ってみたら雨が降ってきた。
またの機会にと言って道具をなおした。
来週は晴れが続くらしい。
なので、今度こそ行きたい。
次の機会にと話して釣りざおなどをしまった。
明々後日からは雨じゃないらしい。
その時は、今度こそ行きたい。

陽の見えない火曜の晩に窓から

海辺に私たちは、家があるので、大津波を親が気をもんでくれている。
特に震災後は、家がどのくらい海から隔たっているのかとか海抜が高い場所はそばにあるのかとかもの言う。
家内と自分だって安心できないのだけど、しかし、単純に条件のあう物件も見つかるわけではない。
とはいえ、実際に高波がやってくるとなった時にのがれる通り道を決定していないととそう思うけれど、湾沿いしか道がないので、あらためて想定してみたら危険だとわかった。

じめじめした土曜の夜に料理を
先月まで全く存在を知らなかったが、オムツのまま水に入れるなるものがあるらしい。
都会では、水遊び用オムツを着けて入れる所と入れない所があって違うらしい。
確実に、プールに入っている人から見れば、専用のオムツでも大便などふくまっているオムツで同じところに入られたら、いい気持ちはしない。
それでも、親だったら、入れてあげたいという気持ちもある。
だけど、逆の立場だとしたらたいそう不快だ。

息絶え絶えで叫ぶあなたとぬるいビール

思ったより布は金額がする。
子が幼稚園に入園するので、本入れやボール入れがいるのとは言っても、どこかしら普通の生地が金額がいった。
特に、キャラクターものの仕立てるために必要な布なんて、非常に価格が高かった。
あんまり種類も無いのにキャラクターものの生地がとても価格が高かった。
必要なサイズの既成品をどこかで購入するのが手っ取り早いし、お手軽だが、かたいなかなので、聞いてみたら、みんな、お手製だし、近辺に売っていない。

熱中してお喋りする家族と草原
憧れている寒い国、ロシアに、一度は旅したいと思う。
英語の勉強に無謀さを感じた時、ロシア語を学んでみようかと思い立ったことがある。
だけど、ぱらぱらめくったロシア語の文法の参考書をみて一瞬にして断念した。
とにかく活用の種類が半端なく複雑だったのと、発音の巻き舌も多い。
旅行者としてグルジアワインとロシア料理を目標にいけたらいいなと思う。

雹が降った平日の深夜にシャワーを

少年は真夜中の3時に目覚めてしまった。
夏休みもすでに10日程度過ぎた頃だった。
あまりの暑さに熟睡できなかったのだろう。
せんぷうきは生暖かい風を送るばかりで、まったくもって涼しいとは思えない。

寝れないし、お腹も空いたので、少年は大好物のカレーを作り始めた。
冷蔵庫を開け、野菜と肉を準備して、炒めたり煮込んだりした。
夜が明けそうな時間には、少年の家からは、とても美味しそうなカレーのいい香りが漂っていた。

気どりながら熱弁する君と俺
いつも、EくんからのE−MAILの中身は、一体何が話したいのかまったくわからない。
酔っててもノンアルコールでもいまいち分からない。
そう思っていたけれど、彼が会社で作成したという、製品とおすすめについての紹介文を見た。
普通の文を書くことが出来るんだ!と思って、感動した。

曇っている日曜の午後は微笑んで

随分前、二十歳の時に、同級生と3人で韓国の釜山に買い物に行った。
初めての日本以外の国で、ロッテホテルにしばらくの宿泊だった。
メインを随分歩いて、充実させていたけど、それから道に迷ってしまった。
日本語は、理解されないし、韓国語も少しも通じない。
パニックになっていると、韓国のサラリーマンが達者な日本語でメインの場所を伝えてくれた。
少し前に横浜にて日本文化の勉強をしたらしい。
そのことから、安全に、良い旅をすることが可能になった。
帰国の日、バスで道を説明してくれたその人になぜかばったり会った。
「またきてね」と言ってくれたので、私たちはここが好きになった。
いつも連休は韓国への旅が実現される。

自信を持って大声を出す君と冷たい雨
富士には月見草がよく似合うという名セリフを残したのは文豪の太宰だ。
太宰はバスに乗って、御坂を通り、現在の甲府市まで向かうところだった。
その時偶然にも乗り合わせたおばあちゃんが「あら、月見草」と独り言を言う。
その一声で、振り返った太宰の目に入ったのが月見草、と、富士の大きな裾野であった。
富岳百景のこの話は、名峰富士を美しさを表すとき欠かせないと思う。
その他の文芸に出てくる、3776mの名山だ。
どの方面から見ても同じく、整った形をしているために、八面玲瓏と言うワードがよく合うと伝えられる。
そうかもしれない。
私が特に好きなのは、冬景色の中の富士山だ。

手裏剣


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